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「りんご」の基礎知識
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りんごの種類

りんごにはさまざまな種類があり、日本と海外を合わせると2万5千種以上ともいわれています。品種改良による“新種”も次から次へと誕生し、それらを加えると・・・もう数え切れません。よって、市場に出回っているりんごは数ある品種から選りすぐられたものといえるでしょう。その中から定番&人気のりんご(種類)を紹介しようと思います。



りんごの品種は親戚がいっぱい

日本では、これまでに約1,000種以上の品種導入が行われています。
その中で日本の気候や風土、消費者の嗜好に合致したものはわずか20種類。しかも、その大半が“親戚”関係にあるとか・・・。りんごは2種類の花粉を交配・育成させることで新品種が誕生します。よって“AとBを交配させたC”、“CとDを交配させたE”というようにほとんどのりんごが親戚。他人同士が夫婦、夫婦が親子・・・というように血縁関係を深めるたびに美味しいりんごが誕生します。血縁関係が深まるたびに絆も深まる、りんごと人間ってなんだかとても似ていますね!


りんごの種類

ここでは数あるりんごの中から、“人気”または“定番”とされている品種を紹介しましょう。それぞれの特徴はもちろん、収穫期や交配種なども紹介しています。普段食べているりんごはどのような品種なのか・・・ぜひ参考にしてください!

ふじ(サンふじ)

国内における生産量、人気ともにNo.1の品種です。
果汁が豊富なうえ味のバランスもよく、シャキッとした歯ごたえも魅力の1つといえるでしょう。貯蔵性も高く、他の種類に比べて長持ちします。
また、甘さや香りに優れている「サンふじ」(ふじの無袋栽培種)も人気だとか。ただし、外観や貯蔵性に関しては“ふじ”に劣ります。

ふじ

【収穫期】

11月上旬

【交配種】

デリシャス(父)×国光(母)

つがる

薄い紅色(ピンク色)と強い甘味が特徴で、“ふじ”に次ぐ国内生産高を誇っています。夏の終わり頃、「つがるりんご」として店先に並びます。
「つがる」はあくまで品種名であり、収穫場所(津軽地方)とは限りません。

つがる

【収穫期】

9月中〜下旬

【交配種】

紅玉(父)×ゴールデンデリシャス

王林

黄味がかった緑色・・・という酸っぱそうな外見とは裏腹に、果汁が多く甘味も強いりんごです。果肉も柔らかいので、子供〜お年寄りまで美味しく食べることができます。また、独特の香りも特徴といえるでしょう。

王林

【収穫期】

9月中〜下旬

【交配種】

印度(父)×ゴールデンデリシャス(母)

紅玉

アメリカ原産の古種「紅玉」は、りんご本来の味がする貴重な品種でもあります。深い紅色と果汁の多さ、また酸味の強い引き締まった果肉が特徴です。
アップルパイなどのお菓子作りには欠かせない品種といえるでしょう。

紅玉

【収穫期】

10月中旬

【交配種】

不明

ジョナゴールド

交配種が“紅玉”というだけあり、非常によく似た品種です。
適度な酸味と甘味、引き締まった果肉が特徴といえるでしょう。最近では、紅玉よりも「ジョナゴールド」を栽培する農家が増えているとか。
貯蔵性も高く(冷蔵で約3ヶ月)、ジュースやお菓子作りに最適です。

ジョナゴールド

【収穫期】

10月中〜下旬

【交配種】

紅玉(父)×ゴールデンデリシャス(母)

陸奥

大きく色艶もいい・・・ということから、非常に見栄えする種類です。贈答用(寿や祝などの文字が入ったりんご)として活躍する一方、ジュースやお菓子作りにも使われます。サッパリした味わいと強い香り、貯蔵性の高さが特徴といえるでしょう。

陸奥

【収穫期】

10月下旬

【交配種】

印度(父)×ゴールデンデリシャス(母)

北斗

青森県りんご試験場によって交配・育成された、いわば“りんご界のサラブレット”です。“陸奥”と“ふじ”の血を引くだけあって味も抜群・・・ですが、さまざまな原因(芯カビなど)によりあまりメジャーではありません。品質には何ら問題ないものの見た目が悪い分、損をしている品種といえるでしょう。

北斗

【収穫期】

10月下旬

【交配種】

陸奥(父)×ふじ(母)

祝(青りんご)

出回る時期が早いため、“夏の青りんご”として親しまれています。
アメリカ原産の品種ですが、明治33年(1900年)皇太子御成婚にあやかって「祝」と改名されました。甘味が強く、未熟でも美味しく食べられます。

祝(青りんご)

【収穫期】

8月中〜下旬

【交配種】

不明

アルプス乙女

アルプス乙女

りんご、アルプス乙女

りんごの新品種交配は2種類の花粉を交配・育成させるほか、偶発実生(偶然に誕生すること)も少なくありません。ここで紹介する「アルプス乙女」は“ふじ”と“紅玉”の混植園で発見された、いわば偶発実生の1つです。北アルプスのふもとで誕生したため、このような品種名が付けられました。非常に小さく(平均重量35g)、“ミニりんご”として親しまれています。
サラダや料理の飾りとして使われるほか、観賞用としても栽培されているとか。

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