りんごができるまで
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りんごが
できるまで

りんごは寿命の長い作物……といわれています。


苗木を植えてから実がなり始めるまでに約4~5年、大事に育てるとそれから約数十年間は実を実らせ続けることが可能です。


りんご栽培のほとんどは手作業で行われ、農家の人々が1粒1粒を丹念に育てていきます。


では、りんご農家ではどのようにりんごを育てているんでしょう。ここでは、りんご農家の1年を季節ごとに追ってみました。

りんご農家の1年

りんご農家の方達が、年間を通して丹精にりんごを育てています。


花が咲いて、実がなるのを待ち、収穫するだけではありません。

デリケートなりんごを大事に大事に育てています。


林檎の樹

剪定 1月中旬~

1月の中旬から、剪定といって無駄な枝を切り落とす作業をします。

伸びた無駄な枝や、雪の重みで折れた枝などを切り落とします。

肥料まき 4月中旬

水分が蒸発しないようにしたり、有機物の補給のために、地面には草をはやしていますが、伸びすぎると養分をとられてしまうので、数回、草刈を行います。


受粉 4月下旬~5月上旬

林檎の樹に咲く華

花が咲いたら受粉させなければ実になりません。


多くのりんご農家では蜂を飼っていて、蜂に受粉させます。手作業で受粉させると気の遠くなる作業になるため、蜂はりんご農家にとって、とても貴重な存在なのです。


蜂用の小屋

▲蜂が入っている小屋

摘果 5月中旬

中心果

「中心果」と呼ばれる、真ん中を残して端の実を切り落とすことを摘果と言います。

一つのりんごに十分な栄養が行き渡るようにする作業です。中心果ではない実は成長できずに途中で落ちてしまうことも多く、中心果がダメな場合は周囲の実も全て切り落としてしまいます。


林檎の摘果作業

▲林檎の摘果

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実すぐり 6月~

実すぐり

沢山のりんごの中から、育ちの悪いものを摘み取ります。


残ったりんごが大きく、色良く育つようにする作業です。

林檎の実

▲林檎の実

袋かけ 6~7月

袋ずめの林檎

りんごの色付きがよくなるため、また、虫よけ、病気の予防としてりんごに袋をかけます。紙でできた封筒のような袋をかけます。 袋をかけたりんごは有袋りんご、かけないで育てたものは無袋りんごと言います。

袋詰めの終わった林檎の樹

▲袋をかけた終わった林檎


袋はぎ 9月初旬

鮮やかな色をした林檎

9月の初旬になったらかけていた袋をはずし、
太陽の光をたっぷりと果実にあたるようにします。


袋をはぎとった林檎

▲袋をはぎ彩り鮮やかな林檎

葉とり・玉まわし 9月初旬

林檎の葉とり

果実に日光が十分にあたるよう、周りの葉を取り除く葉とり、果実を回して満遍なく日光に当たるようにする玉まわしをします。

林檎の葉とり風景

▲葉とりのすんだとれた林檎


収穫 9月下旬~11月初旬

林檎の収穫風景

いよいよ収穫です。りんごは追熟しないので、十分に熟したところで収穫です。つるが取れてしまわないよう、丁寧に一つ一つ手で収穫して行きます。


高い樹の収穫

▲林檎の収穫風景

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そして皆の元へ 9月末~3月

お店においてある林檎の箱

1年を通して大切に育てられたりんごは、こうして収穫され、店頭にならび、私達の元へやってきます。


袋詰めされた林檎

▲袋につめて直売所で売られている林檎


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